園だより

～　12月　～

今年は、この時期にインフルエンザが流行ってきて、お休みする子が多くなりました。欠席連絡の電話を受けていると、子どもさんの熱は高いし、電話をかけてくれているお家の方も体調が悪そうだったり・・。電話の向こうの状況が想像できて、本当に大変な思いをされているのだろうと感じました。
そんな中で、幼稚園では生活発表会の練習が続いています。舞台上を動くとき、見えにくい子がいたので、先生が「どうしたらいいかな」と小さな声で独り言を言っていると、それに気付いた子が「動物の真ん中、道あけたらいいん違う？」と提案してくれ、それをみんなで試したそうです。お互いを思いやりながら、周りを見ながら、話が出来ている・・・そんな雰囲気で進んでいることが、とてもいいなぁと思いました。
舞台で思うように自分が出せるということは、その子にとって、自信に繋がったり、楽しいと感じられたりすると思うのですが、当日、緊張のため、その子らしさが出せていなくても、発表会までの過程で見られる子どもたちの姿にも大切な育ちがあると思うので、その一つひとつを大切に受け止めながら、本番を迎えられるといいなと思います。子どもたちが、今できることをその子らしく表現できる姿に、当日は大きな拍手を送ってあげて下さい。

＜年中組主任＞