園だより

～　11月　～

子どもたちと日々過ごす中で、毎日の活動はその日によって異なることが多いのですが、”歌をうたう”という保育は、どこのクラスでも毎日行っています。子どもたちと一緒に歌うときは、ゆっくりと歌詞を伝えたり、言葉の意味を説明するときもありますが、特に年齢が低いと、今は言葉の聞き取りや表現を学んでいる途中なので、保育者が歌って伝えても、間違えて聞こえることは自然なことと思います。 　先日、クラスで♪まっかな秋♪をみんなで歌いました。毎朝歌っていると、自由あそびのときに、お絵描きしながら一人口ずさんだり、友だちと折り紙を折りながら一緒に口ずさんでいるのを耳にしました。歌詞は合っているところと、違うところがありましたが、そのあまりにも可愛い歌声、音程に、私は何とも言えない、温かい気持ちになりました。もちろん、「歌詞を間違っているよ」などとは言わず、歌を楽しんでいる姿を嬉しく思いました。 　幼児期には正しく歌うことは大切ですが、間違いも成長の一つと捉え、何度も歌ううちに自然と正しい歌詞を覚えられると思うので、今は、音楽が楽しい！と笑顔でワクワクした気持ちで歌ってもらいたいなぁと思います。そしてみんなと一緒に歌うことで、協調性や社会性が育ち、友だちと楽しくコミュニケーションが取れるようになってもらいたいです。これからも、子どもたちの可愛い歌声をたくさん聴きたいなと改めて思いました。

＜年少主任＞